最強のエビデンスとは!?ちょっとまって!その健康食品って本当に効果あるの?

エビデンス(科学的根拠)を理解しよう

「最新の研究によると…」や「エビデンスにもとづく…」はアテにならないことが多いので、自分で目利きできるようにしたいところですね。

 

エビデンスにはレベルがある

なんでも専門家の中では、最も信頼できるエビデンスのことを「エビデンスが強い」と表現し、あまり信頼できないエビデンスのことを「エビデンスが弱い」と表現するらしいのです。

 

健康をテーマとして扱った商品やエクササイズを紹介する中で、「身体に良いと証明された」ですとか「エビデンスにもとづく健康法」といった表現は特に注意が必要ですね。

 

例えば、医学研究はランダム化比較試験観察研究の2つに分類されます。

 

一般的には、①ランダム化比較試験から得られた研究結果の方がエビデンスレベルは高い、つまりエビデンスが強いと言われています。

 

① ランダム化比較試験とは
ランダムかひかくしけん、RCT:Randomized Controlled Trialとは、評価のバイアス(偏り)を避け、客観的に治療効果を評価することを目的とした研究試験の方法

② 観察研究とは
対象とする集団に対して研究者が何の介入もしないで、健康・疾病に関するデータを集めて観察する研究手法
※何年も後に後追い調査するため、被験者の環境や性格、行動などの影響を取り除くことができないため、ランダム化比較試験と比べると劣る研究手法であるとされている。

 

「最強」のエビデンスとは

それは「メタアナリシス」という研究手法を採用したもので、複数の研究結果をとりまとめた研究手法のとこです。

 

一つの実験や研究より得られたものより、複数の研究データから導き出された結果の方が信憑性が高いというわけですね。

 

また、ランダム化比較試験の方が観察研究よりもエビデンスが強いというお話をしましたが、複数の観察研究(観察研究によるメタアナリシス)よりも、やはりランダム化比較試験の方が、エビデンスが強いことがあるそうです。

 

ということは、やはり最強のエビデンスはランダム化比較試験メタアナリシスと言えます。

 

さらに、ランダム化比較試験のメタアナリシスでも、元の研究の質が高いことが求められます。

 

最後に

以上のことは扱う分野によって多少の意味合いの違いはあるものの、ランダム化比較試験メタアナリシスが最強のエビデンスと言えます。

 

特に健康食品関係について『エビデンス』と謳(うた)っているものについては、それが個人の見解なのか、エビデンスの弱い観察研究なのか、といった疑いの目で見るクセを付けると騙されずにすみそうです。

 

合わせてこちらの記事もどうぞ(エビデンスのレベルをわかりやすく解説したつもりです。)

 

 

RYO

 

 

参考文献
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』東洋経済

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